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2011/09/01

■ノー・アイ・ディー■ デフ・ジャムの重役に就任し、ジェイ・Zの新作も視野に

ビッグ・ショーンがヒット曲を放つ手助けをし、(ジェイ・Zとカニエ・ウエストの)アルバム『ウォッチ・ザ・スローン』に貢献し、今週初めにはデフ・ジャム・レコードの重役の座に就いたばかりのノー・アイ・ディーは、まさに花開いたような2011年を満喫している。

しかし、ヒップホップ界のベテラン・プロデューサーの快進撃はまだ終わったわけではなく、Billboard.comに語ったところによると、新たに就任したデフ・ジャムの上級副社長という立場を存分に利用し、ナズ、コモン、更にはジェイ・Zの新作をリリースしたいと考えているようだ。

ノー・アイ・ディーは、ヒップホップ界のスーパースターであるジェイ・Zとアルバム『ブループリント 3』でタッグを組み、「D.O.A. (デス・オブ・オート・チューン)」や「ラン・ディス・タウン」などのヒットを送り出した。

そんな盟友については、「ジェイが再び活動を始め、僕に何曲か聴かせてくれたんだ。そして『ウォッチ・ザ・スローン』のセッションをしている最中、僕からもジェイに幾つか音楽を提供した。でも彼と一緒にいても、一体何をしているか、何を考え、計画しているのかまったく分からず、完全に仕上がるまでは先が読めない。とはいえ、ある時点では決断を下し、いつものことながらすごいスピードでアルバムを仕上げるはずだ。とにかくジェイは最高のアーティストだし、自分が何をやりたいのか明確なヴィジョンを持っている。周囲の人間を頼ることは一切なく、飽くまでも自分のアイデアをベースに作品を作る。制作の際には、何とか僕も力添えさせてもらえたらうれしいんだが」と語っている。

レーベルの上級副社長としての任務は、所属するアーティストの管理はもちろん、ユニヴァーサル・リパブリックの会長/最高経営責任者であるバリー・ワイスのもとで新人の発掘も手掛けなればならない。しかしノー・アイ・ディーは、「僕には十分な経験があるし、それを十分に生かしてレーベルに貢献したいと思っている」と自信の発言をしている。

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